2025年08月19日

現在、全国的に百日咳が流行しており、感染者数が多い状況が続いています。
しっかりと手洗い・手指衛生を行い、マスクの着用などをして感染予防に努めましょう。

【百日咳とは】
百日咳は、百日咳菌の感染によって特有のけいれん性の激しい咳発作を特徴とする急性の気道感染症です。

経過は3期に分けられ、全経過で約2~3カ月で回復するとされています。
カタル期(約2週間持続)では、かぜ症状で始まり、次第に咳の回数が増えて程度も激しくなります。その後、痙咳(けいがい)期 (約2~3週間持続)では、発作性・けいれん性の咳が出るようになります。合併症として肺炎や脳症などもあり、乳児では注意が必要です。回復期では、激しい発作は次第に減衰し、やがて回復に向かいます。回復まで、全経過で約2~3か月かかります。

【百日咳の予防のポイント】
・手洗いや手指衛生といった基本的な対策の徹底、 鼻汁・咳などの呼吸器症状がある場合は「咳エチケット」を行い、マスクが着用できる年齢の子どもや大人はマスクを使用することが重要です。
・5種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib)等の予防接種が有効です。

【百日咳にかかったら】
周りへの感染に気をつけましょう。
咳が続く場合など症状によっては、事前に連絡の上、早めに医療機関を受診しましょう。

【参考】
・百日咳について(厚生労働省ホームページ)
>>詳細はこちら
・百日咳について(埼玉県ホームページ)
>>詳細はこちら
・埼玉県 感染症情報センター
>>詳細はこちら