2025年11月14日

埼玉県感染症発生動向調査による2025年第45週(令和7年11月3日から11月9日まで)に、1医療機関(定点)あたりの患者数が45.78人となり、国の定める警報の基準値である30人を超えました。昨年よりも、約1か月早い警報発令です。

インフルエンザを予防するため、「手洗いの励行」「場面に応じたマスクの着用」「換気」「十分な休養」など基本的な感染対策を徹底しましょう。また、体調管理に気をつけるとともに、体調が優れない時は、早めに医療機関を受診するとともに、周囲に感染を広げないように外出を控え、睡眠を十分にとるなど安静にして、体調管理に努めましょう。

【インフルエンザとは】
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。主な感染経路は、咳やくしゃみの際に口から発生する小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛等、全身症状が突然現れ、乳幼児や高齢者は重症になることがあります。

【インフルエンザの予防のポイント】
・マスクの着用等、普段からの咳エチケット(咳やくしゃみの際は、ハンカチやマスクなどで口・鼻を覆う)を心がけましょう。
・外出先から帰宅した時、食事の前など、こまめに手を洗いましょう。(アルコールによる消毒も効果的です)
・室内の適度な加湿やこまめな換気を行いましょう。
・規則正しい生活を送り、休養、バランスと取れた食事、適切な水分補給を心がけましょう。
・人混みや繁華街への外出を控えましょう。

【インフルエンザにかかったら】
・早めに医療機関を受診しましょう。早めの対処が早い回復につながります。
・安静にして休養をとりましょう。特に、睡眠を十分にとることが大切です。
・水分を十分に補給しましょう。
・同居人のいる方は、家庭内でもマスクをするようにしましょう。
・学校では、学校保健安全法に基づき、発症後5日の経過かつ解熱後2日の経過までは出席停止の期間です。

【参考】
インフルエンザの流行警報を発令します(埼玉県ホームページ)
インフルエンザ流行情報(埼玉県ホームページ)