2024年07月02日

手足口病の患者報告数が増加しています。
しっかりと手洗いをして感染予防に努めましょう。
【手足口病とは】
手足口病は、4歳くらいまでの乳幼児を中心に流行し、感染すると口の中、手のひら、足の裏や足の甲などに2~3mmの水疱性の発疹が出る病気です。また、38度以下の軽い発熱を伴うこともあります。ほとんどは数日間のうちに治る病気です。毎年、夏季を中心に流行することから、今後さらに患者数が増える可能性があるので注意が必要です。

【手足口病の予防のポイント】
主な感染経路は、患者の咳やくしゃみなどのしぶき(飛沫)に含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛沫感染」や、ウイルスが付いた手で口や鼻などの粘膜に触れることによる「接触感染」、便の中に排泄されたウイルスが口に入る「糞口感染」です。
そのため、手洗いをしっかり行うことが重要です。

【手足口病にかかったら】
基本的には軽い症状の病気ですが、まれに髄膜炎等の合併症が起こる場合があります。経過観察を行い、高熱や頭痛、嘔吐等の症状がひどい場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

【参考】
・厚生労働省ホームページ「手足口病に関するQ&A」>>詳細はこちら
・国立感染症研究所ホームページ「手足口病とは」>>詳細はこちら